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1/400 清水寺

2023年9月完成

1/400  清水寺 完成写真

作品説明

清水寺 「平成の大改修(屋根葺き替え工事)」実施後 2020年 秋の紅葉シーズン

キットはFUJIMI 1/400 とありますが、パーツ各部を採寸し図面(案外、見つかるものですね)に照合したところ、1/350くらいあるようです。ケースはダイソーの300円商品が完璧にジャストサイズ、しかもケースの台の高さが電源プラグ差込ジャック埋込に、これまたジャストサイズでした。神コレクションケースかも。

長女に鶴ヶ城をプレゼントしたので、下の娘にも同様・同等以上の作品をプレゼントしようと思い、この清水寺に決めました。理由は次女は京都が大好きで、何度も(父親抜きで)京都を訪れていたからです。

ネットで資料収集中に、下の圧巻のライトアップ写真を目にした瞬間、インスピレーションに全身を貫かれました。製作方針と完成形イメージを固め、追加工作資材を入手し製作に着手。電飾を組み込みながら組み立て、仕上げに自作小道具とフィギュアを配置して完成。結果的に製作期間丸1年間に及ぶ超大作(作品サイズは小ぶりですが)となりました。

完成後は次女に生前形見として遺贈したので手元に残っていませんが、このように画像記録として残せることが、個人Webサイト開設の醍醐味ですね。

詳細写真

1/400  清水寺 写真1

この美しくライトアップされた、燃えるような紅葉に包まれた、清水寺実物の写真がモデル。製作の出発点であり、最終ゴールでした。

1/400  清水寺 写真2

そしてこれが、持てる全力をもって、上の画像再現を図った結果です。写真の圧倒的な光量を再現しきれませんでしたが、ここまで再現出来た事に、十分な達成感と誇りを感じています。

1/400  清水寺 写真3

これが日中の実物写真。清水寺の屋根は、檜の皮を葺いた「寄棟造り」(よせむねづくり)という珍しい形式で、その独特な色調と質感が特徴です。2008年から2020年3月にかけて実施された、「平成の大改修 」(完了時、既に平成は終わって、令和2年)において、屋根の葺き替え工事も行われており、葺き替え作業自体は2017年に完了したそうです。

1/400  清水寺 写真4

この通り、写真は少し明るいですが、特徴的な「寄棟造り」の色味の再現度には、かなり自信があります。

1/400  清水寺 写真5

各部の解説に入ります。まずは舞台。観光客(老若男女、洋装・和装)、住職、舞妓さん(全集中の呼吸で原型製作、完成フィギュアには髪飾りまで付けました)、修行僧などを20個くらい原型を製作、それを3、4回キャスト複製繰り返して量産したフィギュアを配置。この場所に絶対いるであろう、舞台の下を覗き込んでいる人、スマホで撮影している人物も混ぜています。ファッションは紅葉シーズンに相応しい服装とし、現代「令和」であるという時代設定を踏まえ、間違っても昭和のノスタルジー・レトロテイストなどが漂わないように気を配って造形・着色したつもりです。これ大事、大事。

1/400  清水寺 写真6

外階段。観光客が手ぶらは不自然と思い、リュックを背負わせたり、バッグや手提げ袋持たせたりしています。これも大事。

樹木の再現にあたっては、長女に譲った鶴ヶ城の桜の木の幹と枝は、鉄道模型ジオラマ用を短くカットして使用しましたが、本作品の紅葉は真鍮線を3本、三つ編みのように撚り合わせて幹と枝を再現しました。これだけの本数なので、一時期、まるで内職のように樹木製作のみを続け、精神をかなり病んだものです。

1/400  清水寺 写真7

屋内の説明の前に、ご本尊。黒い3体の「厨子」(ずし)の中央が千手観音(自作品はせいぜい、Ten手観音ですが)、右側厨子に地蔵菩薩と雷神、左側に毘沙門天と風神が祀られており、それらはどうにか再現しましたが、厨子と厨子の間にも、二十八部衆という仏像がびっしりならぶのですが、さすがに左右数体づつしか再現出来ませんでした。だって、この大きさしかないのですから。

1/400  清水寺 写真8

大きめのがご本尊の仏像、小さめのが観光客。この大きさしかないです。確かに世の中には米粒にお釈迦様を彫刻する方もおられますが、どうか、そのようなチートと比較しないで頂ければ幸いです。

1/400  清水寺 写真9

本堂内内陣に設置されたご本尊、赤絨毯は手芸品素材をカットして貼りました。

1/400  清水寺 写真10

内内陣の照明はフットライトを2個設置しました。

1/400  清水寺 写真11

本堂内部。キット内部は文字通り床だけ、がらんどうですが、賽銭箱、その右手に棒で叩いて鳴らす仏具「おりん」(っていうんですね)、両側にぼんぼり(正式名称「雪洞(せっとう)」)を自作して配置しました。紫色の法衣のお坊様が、清水寺のご住職(貫主、完成当時 森 清範氏)です。

内々陣と本堂の間は、実物は壁で仕切られているのですが、ご本尊が見えるように、壁は再現しませんでした。

1/400  清水寺 写真12

ぼんぼりにもマイクロLEDを仕込んであり、点灯可能。本堂内部の主照明としています。このように完成後も屋根を外して内部を見れるように、意図的に天井には照明を設置しませんでした。

1/400  清水寺 写真13

照明点灯時、正面から。屋根下両側の照明は光量不足を補うため追加したもので、実物にはありませんが、中央の照明は、実物にも吊り下げられている長提灯です。

1/400  清水寺 写真14

紅葉は、上からの照明だけでなく、木の下にもフットライトを設置し、上下からライトアップさせています。

1/400  清水寺 写真15

作品台座裏面の配線。LEDはマイクラフト社のチップLEDランプとminiコントローラー、専用電源アダプターを使用。チップLEDは赤、燈、白、各色・各輝度、合計11個使用しました。

この清水寺キットをここまで作り込んだ作例は他に見たことがなく、(あくまでこのキットに限って言えば)世界随一の清水寺作品だと自負しています。「わが生涯に一片の悔いなし!!」

1/400  清水寺 写真16

清水寺と言えば舞台、舞台と言えば、ライブステージ。