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ノンスケール(1/510) 原子力巡洋艦 ロングビーチ

2024年12月完成

ノンスケール(1/510) 原子力巡洋艦 ロングビーチ 完成写真

作品説明

近代化改装前、レギュラスⅡ巡航ミサイル IF装備仕様

なぜ戦艦 大和とかでなく、このような珍奇なゲテモノ軍艦を選んだ理由は以下の通り。
① 子供の頃、原子力ミサイル巡洋艦と言えば、それこそ「ぼくがかんがえたさいきょうのぐんかん」そのものであり、未来感に溢れていたこと。
② 同種の艦は他にも建造されたが、この艦のデザインはそれらと一線を画し、正直言うと不恰好、軽空母 龍驤と並んで「転覆しないの?」と不安を抱かせるが、それだけにインパクト強烈で、深く心に刻み込まれていたこと。
③ この艦、未来を先取りし過ぎて、当時のエレクトロニクスが追い付いてなかったが、実戦には強く、ベトナム戦争ではタロスミサイルで敵機2機撃墜、友軍戦闘機を誘導して敵機撃墜をアシストと大活躍、その後もマヤグエース号事件、湾岸戦争にも参加し、武勲の誉高い艦であること。
④ 大和は 1/700 塗装済完成品を、ピットロード製と、WALTERSONS製の2隻も保有している上、骨董品屋で見つけた47cmもある(約1/560)ダイキャストモデル、マックスファクトリー「艦これ」 大和改 重兵装Ver. 1/8 フィギュアも保有しているため。

蛇足ですが、ネットでロングビーチの資料を収集していたところ、「ぼくのかんがえたさいきょうのせんかん」が計画上は存在していたことを知りました。アイオワ級の未成艦の上部構造物を全面的に改設計し、大砲は一切積まないミサイル戦艦として完成させるもので、ICBMまで装備したトンデモない艦でした。その図面を見たとき、「作っちゃおうか」と悪い考えが頭をよぎりましたが、魔法使いデンケンがゼーリエ相手にどう戦おうか一瞬考え、すぐに諦めたように、自分も愚考を直ちに取り下げました。ちなみに、ハセガワから2026年3月、If改装 対艦ミサイル装備 戦艦大和 1965年想定 1/350 キット(中身は中国のボーダーモデル製)が発売開始されたそうですね。さすがに大和の1/350はデカ過ぎるなぁ、、、、。

詳細写真

ノンスケール(1/510) 原子力巡洋艦 ロングビーチ 写真1

キットはRevell 、中古模型店の店頭でたまたま見つけたもの。全長約43cmのビッグサイズモデルで、ノンスケールですが、510倍すると 219.3m、実艦の 219.9mにほぼ一致します。

そんなことより、このキットは実艦の再現性が酷く低く、「どうしてこうなった?」残念キットであり、大手術が必要でした。そのおかげで、このサイズでこの完成度のロングビーチの作品として、世界唯一の作品に仕上がったに違いないと、大満足しています。「わが生涯に一片の悔いなし!!」 

それでは、大手術の内容について、順を追って説明したいと思います。

ノンスケール(1/510) 原子力巡洋艦 ロングビーチ 写真2

第一に、キット船体にはナックルラインがありません。薄いプラ板でラインを立て、その上下にパテを盛って研磨し、ナックルラインを再現しました。シャープに仕上がって良かったです。

ノンスケール(1/510) 原子力巡洋艦 ロングビーチ 写真3

次に前部、このキットにはテリア用のイルミネーターであるAN/SPG-55のが一つも無く、タロス用のAN/SPG-49/SPW-2が3つ入っており、しかもそのうち2つを前部に取り付けるよう指示があります(どうしてこうなった?)。仕方なくAN/SPG-55は自作パーツを取り付けました。このパーツは幾つか自作したもののうち、最も出来の良いものをキャスト複製して使用しているので、形状・サイズが4つ完全に同一です。ちなみにちゃんと旋回・俯仰しますwww 

キットの初期型テリアミサイルの形状は及第点だったので、そのまま使用。短魚雷発射管は水平2連装だったので、俵積み3連装に修正。

キットの手すりは「ブロック塀」状だったので全て切り取り、1/350 現用米国海軍艦用エッチングパーツを一段カットして、高さを下げて使用しました。

ノンスケール(1/510) 原子力巡洋艦 ロングビーチ 写真4

艦橋は箱状の部位の高さが6mm足りず、逆に箱の下が6mm高かったので、箱を下に6mm継ぎ足し、その下は6mmカットしました。箱状部位の4面にはSCANFAR 3次元レーダーシステムのAN/SPS-32と33が再現されておらず、代わりに邪魔な謎のモールドがありました。AN/SPS-32と33は寸法が分かっているので、1/510サイズのものを自作し(プラ板をカットしただけ)、邪魔モールドを削り取って四面に貼り付けたところ、完璧にジャストサイズでした。

キットのマストは偉大なる故 松本零士画伯の描く宇宙船に使用されていそうな未来的なデザインで(どうしてこうなった?)、加工でどうなるレベルではなく、これも自作、複雑なトラス式マストでなくて本当に良かった。

第一艦橋前面は両端が斜めになっていたため、真っ直ぐに修正、脇に小さな張り出しを追加しました。

そして艦橋後方の、本来アスロック8連装ランチャー搭載位置にあるのが、IF装備のレギュラスⅡ超音速巡航ミサイル。ちなみに同ミサイルの装備計画は確かに実在したのですが、「ICBM打ち込めばいいじゃん」と、レギュラスⅡの開発が中止になったため、計画倒れになったもので、まるきりデタラメな装備ではないです。それに、このミサイル、スッゲーかっけーのでアスロックランチャーに変更せず、IF装備することを決めました。そのさらに後方の、上部構造物が途切れた甲板上には、パーツ名 REGULUS LAUNCHING HOIST という空トレーを3枚並べることになっているのですが、ミサイルが載っていないと殺風景なので、1発だけ付属するレギュラスⅡをキャスト複製して並べました。ミサイルの国籍マーク記入はさすがに省略、1/700 米艦載機のデカールが丁度よさげですが、米空母の製作予定が無いもので。

ノンスケール(1/510) 原子力巡洋艦 ロングビーチ 写真5

後部艦橋はディテールを修正・追加、後部マストも自作(シンプルな形状ですが、真鍮パイプのマストにヤードを貫通させる穴を開けるのが大変でした)。タロス用のイルミネーター、AN/SPG-49/SPW-2は断面が真四角だったので、角を斜めに削り落として八角形に整形。

キットのタロスミサイルは全くタロスに見えなかったので、自作品を取り付けました。

キットには形状的にシコルスキー HSS-1 と思われるヘリコプターが付属していましたが、サイズが小さく 1/700にしか見えないのでボツ。自作しても良かったのですが、ヘリ離着艦時は必ず、タロスは艦内に引っ込めランチャーは空けていたはずで、それだと自作したタロスが報われないので、ヘリを載せるのはやめました。

ノンスケール(1/510) 原子力巡洋艦 ロングビーチ 写真6

この通り、原子炉が再現されており、完成後も上構を外して見ることができます。こういうギミックは大歓迎です。説明書の塗装指示は赤・黄色・緑・青で塗分けろと、嘘みたいなことが書かれているのですが、搭載原子炉のウェスティングハウスC1Wの画像がどうしてもみつからなかったので、無難にステンレス製無地と推定し、銀塗装としました。

ノンスケール(1/510) 原子力巡洋艦 ロングビーチ 写真7

船底には重しを詰め込んでおり、実はこのフネ、浮くんです!(爆)

ノンスケール(1/510) 原子力巡洋艦 ロングビーチ 写真8

"Rudder amidships!!"