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1/48 紫電11型甲

2024年7月完成

1/48  紫電11型甲 完成写真

作品説明

第341航空隊 戦闘701飛行隊機 1944年 フィリピン クラーク基地

キットはARII、雷電製作により自分の旧日本軍濃緑色塗装の作風が固まったため、紫電改と同時製作したものです。(なぜ強風も製作しなかったのか。)

このキットは旧オオタキ時代から存在する大変古いキットなので、スケールダウンは正確ではなく、太いです、ふとましいです。凸版印刷社「世界の傑作機」No.196の図面を1/48に拡大コピーした図面と比較すると、カウリングの機銃口付近で3mm近く、コクピット部で約1mm、尾翼直前部で約2mm太いです。ですが、そのせいで「らしさ」が強調されているようにも思え、自分は効果的デフォルメだと判断し、前向きに受け入れる事にしました。主翼後縁の翼根にかけての捻り下げも再現されていません。水平尾翼の平面形は正確ですが、取り付け位置が2mmほど後方にズレており、後縁が垂直尾翼の後縁と揃ってしまっているのも間違い。

ついでに400リットル増槽もふとましいです。全長も長すぎて、500リットルくらい入りそうな感じです。でもなぜか、翼下の20mmガンパックだけはやや細身(中央付近の膨らみが足りない)です。

10年以上前に中古品を購入、積みプラ化していたシロモノであり、覚悟はしていましたが、デカールは湿気を吸って台紙に完全に固着しており、熱湯に浸しても全く動じず使用不可だったので、日の丸、部隊・機番号全て塗装仕上げです。

追加工作は以下の通り。
全面リベット加工、リベットルーラーを使用。初めのうちは丁寧にガイドテープを貼っていましたが、そのうちメンドーになり、フリーハンドに完全移行。何度かコースアウトしてはパテ埋めやり直しましたが。プロペラボス追加、補助オイルクーラー両端開口、ガンサイト追加、翼面航法灯ランプ追加、折れたアンテナマストを金属製 自作品に交換(キットの長さに合わせたのですが、図面と比較すると長過ぎたようです)。ファインモールドの金属製機銃銃身・ピトー管セット(キット本体価格より高額)を使用。本来は金属用のジンクプライマーのローバルRを塗布、ブルー液で黒染めしました。ちなみに完成後、不幸にも銃身1本脱落、紛失してしまいましたが、0.8mm真鍮パイプの先端を千枚通しで広げて(やりすぎると裂けます)で代用、幸い、他と見分けつきません。

詳細写真

1/48  紫電11型甲 写真1

塗装色は、クレオス C383 暗緑色(川西系)を使用、青味強めの特徴を忠実に再現している良い塗料だと思います。雷電のところで書いた、銀立上げ逆グラデーション手法で塗装、右側面は左側面より、剥げチョロ控えめにしました。

1/48  紫電11型甲 写真2

フィリピンに向けて進発直前に国内基地に整列した機体写真は、どの機も剥げチョロ無し、日の丸白縁あり。フィリピンから撤退後、クラーク基地に放棄されていた機体(どこかしら破損した機体が70機も残されていたそうですね)の写真は、どの機も剥げチョロ激しく進行、日の丸は白縁がぬりつぶされていました。作例はその中間時期という設定ですが、日の丸の白縁はあった方が見栄えするので、塗り潰さない事にしました。

機銃点検ハッチのモールドは間違っていますが、原型製作当時には資料が無く、想像に頼らざるをえなかったのでしょう。

1/48  紫電11型甲 写真3

キャノピー枠の水平部の位置が低すぎるのですが、以前、別モデルで不正確なキャノピーフレームを削り落とし、透明度を回復するためコンパウンドで磨いていたら砕けてしまった経験がトラウマになっている事に加え、このキットのふとましさを受け入れた時点で、実機の再現度の徹底追求を放棄しているので、キャノピーモールド修正までは手控えることにしました。