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1/72 F-104J スターファイター

2024年2月完成

1/72  F-104J  スターファイター 完成写真

作品説明

航空自衛隊 第5航空団 第204飛行隊 創設20周年記念塗装機 (46-8612号機) 新田原基地 1984年

キットはハセガワ。メチャメチャカッコいいマーキングの空自機であり、4機に及んだ1/72 F-104製作の最後を締め括る作品にすると、模型製作再開時(2022年)、真っ先に決めていたモデルです。その決意は2025年12月にあっさり覆りましたが(後述)。本当はパキスタン空軍のF-104Aも製作したかったのですが、販売中のF-104AまたはC型のキットは不当なプレミアム価格品以外は全く見つからず、諦めました。

第204飛行隊は翌年、F-15Jに機種改変しているため、本機は同飛行隊のF-104Jとして、掉尾を飾った機体と言えるでしょう。

詳細写真

1/72  F-104J  スターファイター 写真1

実機の空撮写真です。インテーク側面のエンブレムは無いので、後日、記入されたのでしょうか。サイドワインダーAIM-9J/Nを装備していますが、弾体の帯色から実弾と思われる、大変貴重な写真です。ホット・スクランブル任務時でしょうか。

なお、ホット・スクランブル時に空対空ミサイルを装備するようになったのは、「航空自衛隊の歴史」サイトによると1979年以降であり、それまでは「好戦的すぎる、相手を過剰に刺激し過ぎる」との反対意見が、一部の国民意見を代弁しているとされる某政治政党にあった事に配慮し、ミサイル装備を自粛していたそうですね。

昔、図書館で、米空軍との模擬空戦で、F-15相手に撃墜判定を勝ち取った(F-15Jに機種転換後も、米空軍F-16相手に撃墜判定を勝ち取っているので、まぐれ勝ちではない、本物の凄腕パイロット)、あの超有名な「ロック岩崎」こと、故 岩崎 貴弘氏の自伝「最強の戦闘機パイロット」を借りて読んだところ、F-104Jでの初期の訓練では、仮想敵戦略爆撃機を、真横からレーダー照準で、無誘導ロケット弾による一斉飽和攻撃訓練を行なっていたとか、その後、大ガチのACM訓練を本機で実施するようになった事、その内容が語れられている他、同氏は一時、F-104Jはブルーインパルスとして展示飛行できないか、研究飛行の特命まで受けていたエピソードも語られてました。その研究結果については書籍中、ノーコメントでしたが、本機の旋回半径が2kmにも及ぶ事からすると、「推して知るべし」ですね。是非一読をお勧めします。

1/72  F-104J  スターファイター 写真2

自分、ベアメタル塗装技法を体得していないので、本機は塩害防止のグレー塗装が施されており助かりました。クレオスのC73 エアクラフトグレーを素直に使用しています。このグレーは旅客機の翼面(前縁部と後縁部を除く)や、胴体下面などに広範に使用されているグレーとおそらく同色で(ゆえに「エアクラフトグレー」と命名したものと思います)、実機には非常に綺麗に塗装されており、F-15のグレー迷彩のような汚れ、黒ズミは一切視認できません。自分は単色=単調化回避のためにグラデーションつけましたが、ごく控えめ、最低限に留めました。

幸い、F-104Sでやらかした「デカールの悲劇」はこの作品では再発回避できました。とはいえ、小さなコーションマークいくつかは気づいたら剥離しており(固着する前に気づかず触ったのかと)、手描きでリカバーしていますが。

何度も書きますが、ハセガワは1/48同様、1/72でもコクピット内を精密再現するかわりに、パイロットフィギュアは付属せず、かつては販売していた1/72現用米空軍 グランドクルーと着座姿勢のパイロットセットの販売さえやめるなど、露骨な「パイロット乗せるな」圧をかけてきていますが、自分、徹底した「乗せる派」なので、ベルギーのPJ Productionというメーカー(紫電改のパイロットフィギュアと同メーカー)のF-104とF-4の1/72 パイロットフィギュアを模型店の店頭で購入し、いくつかキャスト複製の後、本作品には原形を載せました。ちなみにこの模型店、閉店してしまったのが痛手です。

計器盤の覆い部分(グレアシールド)は中央部削り込みや計器追加、ガンサイトレンズ再現によるディテールアップを加えましたが、そのせいでガンサイトのリフレクターがやや前方よりになってしまいました。ピトー管はいずれ必ず折れるものと思っており、本作品ではファインモールドの真鍮パーツを使用しています。

1/72  F-104J  スターファイター 写真3

本作品には、BEAVERエッチングパーツも使用。ですが、「目立たない場所、極小」という「エッチングパーツあるある」の典型例で、ピンセットで「ピーン」と弾いて紛失し(これに懲りて高級ピンセットを購入)、エッチングパーツの余白を切り取って複製品を作ったり、ハズキのルーペ着用しているのですが、肝心な手ががブルブル震えるばかりで、定位置に接着できなかったりと、何度発狂したことか。バックミラー、シートベルト、ホイール、着陸灯とかは視認でき、相応の再現粒度向上は実感できますが、大変な労力には見合っていないと痛感しました。自分、もう1/72スケールではエッチングパーツ使うのやめようと思います。

1/72  F-104J  スターファイター 写真4

尾部はベアメタル技法はマスターしていないことを理由に避けられません、しかもこの機のアクセントになっています。まず、塗分けラインが複雑で、マスキングが大変でした。ベアメタル塗装技法については何も助言できないのですが、自分はこの部位のように、最も金属光沢を表現したい箇所には、ガイア GP-08 プレミアムミラークロームを多用しています。このシルバーは1本1,500円程もする、破格の高級カラーですが、粒子が非常に細かくて金属ラメ感が全く感じられず、エアブラシで吹きやすいというか、それが前提で、そしてなにより、クロームメッキとまではいきませんが、金属光沢がピカイチです。

他に一点だけお伝えできることがあるとすれば、焼鉄色が指定の部位は、実機はあまり焼けておらず、銀色に少し焼鉄色を混色するぐらいで丁度良く、原色を吹くのは絶対NGです。

ちなみに最近、とある神モデラーがブログ上で、銀塗装に関して大変有益なアドバイスを書かれているのを見つけました。その方によると、ラッカー系のシルバーの上からラッカー系クリアーを吹くと、銀塗装の粒子が侵されて金属光沢が損なわれるので、吹くなら水性トップコートが良く、デカール保護等の必要性がなければ、そもそもトップコートは吹かない方が良いとのこと。実は自分も、塗ってから磨いて金属光沢を再現する系のメタルカラーは、クリアー吹くと金属光沢がイッキに失われることには気づいていました。この神モデラーのブログはごく最近発見したので、本作品のメタル塗装部にはラッカー系クリアーを吹いてしまっていますが、次回以降はこのアドバイスを実践したいと思っています。

1/72  F-104J  スターファイター 写真5

本作品は4機に及んだ「F-104模型道」(大袈裟)の集大成であり、一応の到達点には達することが出来たと(自己)満足したため、F-104はこれで卒業することにしました、、、、、、、、のですが、2025年12月、ファインモールドからハセガワを超える「真打」キットが新発売! F-104 is my favorite Jet fighter. I can't find a reason not to buy it!  発売開始直後の週末にアキバのボークスを訪れ、純正金属パーツとともに購入。ただし、製作予定時期は2026年3月現在未定。Mig-21の頁に書いたように、まずは未製作のMig-21MFでベアメタル塗装の肩慣らしが先。その前に、現在製作着手したばかりのⅢ号、Ⅳ号戦車(D型とF2/G型の、ジャーマングレー3両同時製作(という暴挙)を終えてから、考えたいと思います。