1/72 F-104S スターファイター
2023年12月完成
作品説明
イタリア空軍 第5航空団 第23飛行中隊機 リミニ空軍基地
キットはハセガワ。S型はアエリタリア製 レーダーをG型のNASARR F15A-41BからR21-Gに、エンジンを J79-GE-11AからJ79-GE-19に換装、ハードポイントを追加したイタリア独自改良機。耐熱限界向上により、マッハ2.0の制限速度が撤廃され、マッハ2.2を発揮可能となった他、ルックダウン能力、レーダー誘導ミサイルのスパロー/アスピーデの運用能力、全天候能力、チップタンク+空対空ミサイル+爆弾等の地上攻撃兵器を同時装備できるマルチロール能力獲得により、完全に第三世代ジェット戦闘機として生まれ変わった、F-104の究極進化系です。胴体下のランチャーのパイロン部が他国のF-104G胴体下ランチャより大型なので、このパイロンにもスパロー/アスピーデ装備が可能なのかと推定します、装備写真はみたことないですが。
詳細写真
安定のハセガワクォリティー、凸版印刷社「世界の傑作機」シリーズNo.103(なぜあと1号ずらさなかったのか?)F-104スターファイター の1/72図面とサイズが完全に一致しています。とはいっても、やはり前後胴体とインテークの接続部には段差が生じ、消すのに手を焼きました。
塗装は素直に指定色のクレオス C317 ダークグリーンBS381C/641 とC331 ダークシーグレー BS381C/638を使用、2段階の軽めのグラデーション塗装としました。
ハセガワは1/48同様、1/72でもコクピット内を精密再現するかわりに、パイロットフィギュアは付属ぜず、かつては販売していた1/72現用米空軍 グランドクルーと着座姿勢のパイロットセットの販売をやめるなど、露骨な「パイロット乗せるな」圧をかけてきていますが、自分、徹底した「乗せる派」なので、ベルギーのPJ Productionというメーカー(紫電改のパイロットフィギュアと同メーカー)のF-104とF-4の1/72 パイロットフィギュアを模型店の店頭で購入し、キャスト複製量産して乗せています。ピトー管は真鍮パイプ化。
自分、デカール貼りが超苦手なのですが、不安炸裂、このキットは新品なのでデカールに瑕疵は無いにもかかわらず、盛大に貼り付け失敗、それもかなり目立つ箇所のデカール複数が破れまくり剥離しまくり、泣く泣く手塗りでリカバー。それがどれかは教えません、どうかご自身で見つけてください。
チップタンクは翼端に面で接着方式ではなく、実機通り、翼端が若干タンクに刺さっている点を再現しているのはさすがハセガワ。このためチップタンクは主翼の下反角分、外側に傾いています。一方、翼下パイロンは翼面に対して垂直に取り付けているため、下反角分、内側に傾いているのですが、翼下タンクは外側にひねって水平になっていることを、凸版印刷社「世界の傑作機」シリーズNo.103(なぜあと1号ずらさなかったのか?)の写真で知りました。
イタリア空軍機、なんか、マーキングがレーシングマシンっぽくて恰好いいですよね。さすが伊達男達の国。
ところでこの戦闘機、イタリア人の感性に相当、刺さったみたいですね。というのも、イタリアではF-104Sが主役機である映画が1作品と、連続TVドラマが1作品、製作されているのですが、特にTVドラマはパナビア・トーネードも出演していながら、主人公の乗機がF-104Sで、トーネードは主人公の親友役の乗機でした。
ちなみに平時のスクランブル時は、ミサイルは外翼パイロンにAIM-9Lとアスピーデ1発づつ装備のようです。アメリカと日本は主役メカとしてはこの戦闘機が最新鋭機だったころの白黒映画のみ(主役メカ以外では、アメリカではスタートレック第14話や映画ライトスタッフに登場。日本ではその後、怪獣迎撃で決まって破壊される「やられメカ」としてたびたび再登板)、ドイツでは墜落事故多発を題材にした連続TVドラマしか製作されていないようで、本機の扱いが大違いですね。このイタリア作品は昔ビデオ(DVDでなく、VHSね)借りて視聴しましたが、主人公の彼女が「スターライター?」と彼氏に聞き返すシーンがあり、どうやら女性には男性のようには刺さらなかったらしいことが伺えます。