1/72 F-4D ファントムⅡ
製作時期不明、35年以上前
作品説明
1972年8月 ラインバッカー作戦 パイロット:リチャード・スティーブン・リッチ大尉(当時)、兵器システム士官(WSO):チャールズ・B・チャック・デベルビュー大尉(当時)ペアの、5機撃墜時の乗機、 66-7463 号機。
キットはモノグラム。製作時期が35年以上前だったと思われる、本サイト掲載モデル中、最古の作品です。クローゼットの奥底から、垂直尾翼上端と、左翼サイドワインダーがランチャーごと欠損していましたが、良好な保存状態で発掘された作品です。
F-4D 66-7463 号機は、スティーブン・リッチ& チャック・デベルビューのペアによる1機目と5機目撃墜時の乗機であるとともに、他のペアによる4機撃墜の記録も有する、「超」が付く武勲機であり、退役後も飛行可能状態を維持して動態保存されている実機には、6個の撃墜マークが記入されています。ちなみにデベルビュー大尉は6機撃墜のベトナム戦争時米軍トップエース、操縦士ではないWSOですが、たしか6機全機をスパローで撃墜しているので、彼無くして6機撃墜は果たし得ず、エースの称号に十分値する人物だと思います。
このキット、凸モールドに時代が感じられますが、ディテール自体は非常に緻密に表現されています。F-4の図面は手元に無いので、スケールダウンの正確性は分かりませんが、本機の母国、アメリカの模型メーカー製ですから、正確に違いないと思います。そうだ、そうに決まってる!
詳細写真
塗装は、クレオス C303 グリーンFS34102、C309 グリーンFS34079、C310 ブラウン FS30219、C311 グレー FS36622 の原色を素直に使用、当時の自分にはグラデーション塗装などと言う高等テクニックは存在すら知らず、ウォッシング仕上げのみ(凸モールドでも墨入れ、出来なくもないのですね)。それでも機体上面が3色迷彩ともなると単調さとは無縁で、今の自分の目にも物足りなさは感じられず、一切、塗り直していない、35年前の姿のままです。3色の境界線はコピー用紙をカットしたマスキングシートを密着させないようにすることで、細いボカシを表現したことを覚えています。というか、エアブラシの極細吹きが苦手な自分、今もたまに使用することがある技法です。
デカールはさすがに褪色していますが、デカールサイズが小さいおかげで目立たず、まぁ許容範囲、これも補修無し。
欠損していた垂直尾翼上部については、この機体は後端が膨らんでいるタイプ(レーダー警報装置だと思う)であり、写真を見て自作、膨らみの上の尾灯と思しき極小ドームもキチンと再現してます。
左翼下のAIM-9Bとランチャーレールはストックしていたパーツを取り付けて現状復帰させました。それにしてもパイロンが残ってくれていて、助かりました。
パイロットフィギュアはキット付属パーツか、他キットからの流用か、記憶が定かでありませんが、2人共真正面ではなく左前方を見ているところに(あいにく写真ではよく見えませんが、後席士官は左前方を指さしています)、出撃直前、滑走路に向かってタキシング中の刹那の一瞬を切り取ったような、躍動感とドラマが感じられると思います。自分「フィギュアは乗せる派」になったのは、この作品がきっかけと言っても過言ではありません。