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1/48 紫電21型 紫電改 前期生産機

2024年7月完成

1/48  紫電21型 紫電改  前期生産機 完成写真

作品説明

第343海軍航空隊 戦闘301飛行隊隊長機「菅野一番」

キットはハセガワ(新品購入)、雷電製作により自分の旧日本軍濃緑色塗装の作風が固まったので、紫電11型と同時製作しました。(なぜ強風も製作しなかったのか。)

この機体は地上での発進直前ショットと飛行中ショットの、それぞれコンピューター彩色されたカラー写真が有名であり、それら写真から剥げチョロは翼根部に集中し、他には機首上部とコクピット周辺、手掛け足掛け部のみに発生しており、割と新品状態に近い比較的綺麗な機体であるらしいことを意識して、その再現に努めました。

日の丸、黄帯は塗装仕上げが自慢です。黄帯や日の丸の15を自塗りするのはあまりにも超高難易度ゆえ、はじめは素直にデカールを貼ったのですが、キット付属デカールは地色がひどく透過するもので、黄帯の色調がレモン色状で薄い上、日の丸が透けて見えてしまうと貼ってから判明、剥がして描きなおすしかなくなったものです。メチャメチャ苦労しましたが、黄帯も15も上手く再現できて本当に安堵。(15は日の丸と分離・独立したデカールとして付属していたことが事後判明。)

尾翼の部隊・記番号は付属デカールのそれ用ではなく、個別数字デカールを並べて再現、わざわざそうした理由は、それ用デカールは343の部隊番号数字の間隔が、写真と違って狭く見えたためです。ただし、尾翼右側はメンドーで、それ用デカールを素直に使用しています。

追加工作は以下の通り
全面リベット加工。リベットルーラーを使用しましたが、慣れるとガイドテープ使わずフリーハンドでいけます。注意事項は転がしていくとナットが締まってビットが回転しなくなる、逆に緩んでビットがグラグラになること。コースアウトの原因になります。ですが、そんなに大変な加工ではない割に再現粒度が爆上がりするので、個人的に強くお勧めです。ちなみに超上級モデラーは●穴が掘られるルーラーは使用せず、〇の跡がつくポンチタイプの工具を使用して、リベット一個づつ打ってます。まったく脱帽としか申せません。(ちなみにドイツ機はリベットラインをパテ埋め研磨しているので、日本機と沈頭鋲を使用していない一部米海軍機(まだ製作していないけど)に限定して推奨する追加工作です。)
他は、カウルフラップの薄肉加工、ファインモールドの金属製 機銃銃身とピトー管セット(本来は金属用のジンクプライマーのローバルRを塗布、ブルー液で黒染めしました。戦車アクセサリーのスコップとかにも応用効きます。)、ブレーキホース、主脚位置表示バー、主翼上面の航法灯ライト追加、翼端灯と尾灯の透明パーツ化を施しました。元のキットの精密度が高い分、紫電より余計に手を入れてます。

詳細写真

1/48  紫電21型 紫電改  前期生産機 写真1

塗装色は、クレオス C383 暗緑色(川西系)を使用、青味強めの特徴を忠実に再現している良い塗料だと思います。雷電のところで書いた、銀立上げ逆グラデーション手法で塗装、右側面は左側面より、一層、剥げチョロ控えめ、翼根部以外ほとんど無しとしました。

1/48  紫電21型 紫電改  前期生産機 写真2

翼上面の剥げチョロも控えめ、ライトグリーンでウォッシング。

1/48  紫電21型 紫電改  前期生産機 写真3

現存する菅野一番機の写真は概ねこの角度から撮影されてますよね(もっと低い角度からだけど)。写真で見るとフラップは出ていないようですが、キットは折角、展開可能になってるので、1段階開き下げ位置に固定しました。おそらく空戦フラップとして展張時は、このポジションだったのではないでしょうか。

1/48  紫電21型 紫電改  前期生産機 写真4

ハセガワはコクピット内の造形によっぽど自信あると見え、キャノピー開状態再現出来るように稼働部が独立していながら、パイロットフィギュアは付属せず、別売りフィギュアも立ち姿勢、着座姿勢が無いっぽく、露骨な「フィギュア乗せるな」圧を感じますが、自分、何度も申し上げるように、乗せずにはいられないタチ。そこで模型店の店頭で偶然見つけたベルギーのPJ Productionというメーカーの日本帝国海軍搭乗員フィギュアを購入。しかしこのフィギュア、お顔がイカツクて菅野大尉というより、杉田 庄一氏そのもの。加えて手びさしで遠くを見ているポーズがダサい。ただし、このポーズは現代で言えばピースサインに相当する、当時の写真撮影時の決めポーズであったことは事実で、しっかり時代考証していると評価出来ます。でもヤッパ、ダサいから手は下げさせましたが。あと、右手は操縦桿にかかるように角度調整しています。

1/48  紫電21型 紫電改  前期生産機 写真5

菅野大尉のヤンチャで人懐っこさを感じるヤンキー顔(失礼)を再現すべく、美容整形した結果がこれです。菅野大尉に見えなくもない、かな? なお、杉田 庄一氏にも敬意を表し、加工前にキャスト複製して保管しております。