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1/350 USS グリーンヴィル SSN-772

製作時期不明、2019年頃

1/350  USS グリーンヴィル SSN-772 完成写真

作品説明

ロサンゼルス級フライトⅢ 攻撃型原子力潜水艦 第61番艦。同型艦の最終建造艦は62番艦 シャイアンなので、同級最末期建造艦であり、2026年現在現役艦。

キットはHobby Boss スクリューと艦名銘板のエッチングパーツ、改良型SEAL輸送システム(Advanced SEAL Delivery System、略称:ASDS)も付属するお得なキット。まだ余暇が無かった頃に、「現代の潜水艦なら、簡単に作れて簡単に塗れるだろう」と考えて製作に踏み切った「時短」作品です。

同艦は2001年2月、宇和島水産高校の遠洋実習船「えひめ丸」と衝突、高校生4名含む9名の死者を出した悲惨な事故により、日本にとっては遺恨のある艦です。その事故に留まらず、同艦はよっぽどゲンの悪い艦なのか、えひめ丸事件の半年後、翌年にも衝突事故を繰り返したという、「黒歴史」があるフネであり、正直、購入を躊躇ったのですが、ロサンゼルス級は好きだし、選り好み出来るような選択肢はありませんでした。

同艦のWikipediaのページに、乾ドックに於いて、えひめ丸事故の損傷修理中だと言う写真が掲載されていますが、はたして本当に同艦の写真なのか、自分、かなり疑っています。というのも、原子力潜水艦の解体動画がYouTubeで公開されており、作業員がプラズマ切断トーチで外版を切り裂いている様子が流れているのですが、その艦がどう見てもグリーンヴィルWikiの写真と同一艦に見えるのです。艦首部分は船底部を除いて既に無くなっており、修理の粋を超えています。この世から滅せられようとしています。動画の解説では、ジェームズ・K・ポークだと言ってますが、船体形状とセイルの潜舵有無から、ジェームズ・K・ポークとは明らかに違っており、ロサンゼルス級そのものに見えます。一体、なんなのでしょうか?

詳細写真

1/350  USS グリーンヴィル SSN-772 写真1

キットにはカラーイラストが同封されていますが、真っ黒と真っ赤のツートンの、正直、塗装ガイダンスとしては参考価値が低かったので、Wikiの写真と解体動画を、その正体がどの艦かは棚上げにして、塗装参考画像として積極活用しました。

単調にならないように変化を加えるため、複数の写真を参考に、黒い部分にチョーキング(白亜化)表現を加えました。

赤い艦底色の上、浮上時の喫水線あたりまでグレーなのは、最初からグレーなのか変色なのか分かりませんが、複数の写真で確認できたので、グレーで塗装しました。VLS周辺がその他の船体色と色調が違うのも複数写真で確認(この周辺は吸音タイルが貼られていないためと推定)、この点も再現しました。要するに、見た目の単調化の回避に繋がるだけの裏付け・根拠がある表現は、なんでも取り入れました。

1/350  USS グリーンヴィル SSN-772 写真2

背負っているASDSは完全な失敗作に終わってしまったそうですね。スクリューはさすがエッチングパーツ、薄さ・シャープさが際立ってます。ちにみにASDSのスクリュー用のエッチングパーツも付属しています。セイル上部の水上航行時艦橋のハッチもエッチングパーツです。

1/350  USS グリーンヴィル SSN-772 写真3

実はこの潜水艦、船底に重しを詰め込んでおり、浮くんです!(爆)

1/350  USS グリーンヴィル SSN-772 写真4

"Take us to silent running!"