ノンスケール Uボート Ⅶ-C
製作時期不明、25年以上前
作品説明
Uボート Ⅶ-C U-581 1942年1月 第二次戦闘哨戒時
キットは童友社、自動浮沈装置付可動モデル。ノンスケール・ロングビーチを上回り、全長45㎝にも及ぶ(約1/149相当)、我が家で最大の作品。(ただし、targaというメーカー製の食玩、1/144 スケール 8分割内部構造再現「鋼密度模型」U-BOOT Ⅶ C を8部位コンプしており、未開封ですが、連結すると全長46cmに及ぶそうです。)
製作したのは余暇が全くなかった時期、当時後述の、とある大浴場に通っていたため、「黄色いアヒルおもちゃ」のノリで、お風呂に持参する玩具として製作したものですが、やはり作りだしたらガチで作らずにはいられなくなった作品です。
U-581は、626隻も建造されたⅦ-C型中、戦果ランキングが最下位に近い艦。童友社が沈めまくった艦ではなく、あえてほとんど沈めていないこの艦を選定したことに対して、個人的見解ですが、このキットは親が子供のために購入・製作して一緒に遊ぶ「親子の玩具」であり、武勇伝は不要(キットには581号個艦について一言も解説なし)としたことに、平和を尊ぶ童友社の矜持が感じられる気がします。(童友社は普通に精密スケールモデルも販売しているので、深読みしすぎでしょうか。)
なおU-581は、1942年2月に英軍の攻撃を受け、乗組員により自沈させられましたが(そのおかげで乗組員に生存者アリ)、2016年に海底に眠る同艦が発見されたそうです。ちなみに2017年に発見された、五島列島沖の海底に突き刺さって直立しているゴーヤ(伊-58)に、画像インパクトと艦の知名度において、日本国内における話題性で圧倒的に負けているせいか、残念ながら、ネット検索してもU-581の発見報道記事はみつけられませんでした。
詳細写真
このキット、自分が子供の頃から存在し、誰もが一度は店頭で目にしたことがある(そしてスルーしたであろう)キットかと思います。購入してませんが、シリーズラインナップに伊-401もありましたね。
艦底色は製作当時、バルジ、艦底ともにグレー説(これが正解)、およびバルジのみグレー、艦底は赤説、この作品と同じくバルジ、艦底ともに赤説に割れていたのですが、1990年代当時入手し得た情報では、現存する実艦がバルジ、艦底ともにグレーである、決定的証拠写真が見つからず、パッケージイラストに従い赤で塗装しました。(製作見本写真は上面が明暗グレーの2色迷彩ですが。)
自分、甲板は木貼りではなく、金属すのこ状だった説を支持しており、モールドも明らかに木甲板ではないので、船体と同色で塗装しました。そして全体に大雑把にウェザリングを施して塗装完了。
それにしてもビッグサイズ・モデルのスケール・エフェクトを実感。1/350 グリーンヴィルの写真と見比べると、迫力だけは満点。
追加工作は艦橋に集中。潜望鏡は長い索敵用が3本も生えていたので、絶対に折れるとみて真鍮パイプで短い攻撃用と長い索敵用各1本の、実艦通りに変更。艦橋上縁に波返しプレートを追加。対空機関銃座の手すりがモールドのみで、間がメクラ版で塞がれた「桶」状であったため、くりぬいてカゴ状に修正、以上。
そんなことより、このキット製作における最重要事項は、水密に細心の注意を払って組み立てることでした。
このモデル、自宅の狭い浴槽ではなく、とある大浴場に持参しては、何度も実航走させており(注:他に入浴客がいないか、理解があるor興味津々であった時に限り、実施しました。)、自動浮沈装置が完璧に動作することを確認しています。
艦首の潜舵が下げ舵に固定されており、艦尾の横舵は浮上時は水平なので、航走開始するとグングン潜行を開始、全没すると艦橋上部の架空レーダーマストが水に押し下げられて、横舵が上げ舵となって浮上に転じます。これを4~5メートル間隔ぐらいで繰り返します。スイッチが酸化して接触不良を起こし易いのが難。ちなみに大変古いキットなので、使用電池はマンガン電池(単2x3本)指定、アルカリ電池だと重くて浮力が足りなくなるそうですwww
「ドイツの潜水艦はァァァァァァァアアア 世界一ィィィィーーーーッ!」
Schneller!! Schneller!!!